Microsoftは9月19日(米国時間)、「Taking control of your browser performance when using extensions with Microsoft Edge - Microsoft Edge Blog」において、パフォーマンスの低下要因となる拡張機能を検出する「拡張機能パフォーマンス検出器(extension performance detector)」をMicrosoft Edgeに導入すると発表した。拡張機能に起因する永続的なパフォーマンスの低下が検出された場合、ユーザーに警告して無効にする選択肢を提供するという。
「拡張機能パフォーマンス検出器」とは?
Microsoft Edgeはユーザーの目的に合わせたブラウジングをサポートするため、拡張機能によるカスタマイズを可能にしている。しかしながら、拡張機能はWebページを表示する際に余計なコードを実行し、パフォーマンスを低下させることがある。
Microsoftはこのような拡張機能による遅延の検出や拡張機能の適切な利用を支援したいと考え、「拡張機能パフォーマンス検出器」の導入を決定した。検出器はテストチャネルのEdge Canary 130から一部のユーザーに向けて提供を開始する予定とされる。
今すぐ試したい場合は?
Microsoftは早期に機能を試したいユーザー向けに、機能を有効化する手順を公開した。最新のEdge Canaryをインストール済みのユーザーは、次の手順で有効にできる。
- 新しいウィンドウまたはタブから「edge://flags/#edge-performance-extension-detection」にアクセスする
- 「有効(Enabled)」を選択してEdgeを再起動する
なお、Edge Canaryは最も安定性の低いテストチャネルとされる。Microsoftはベータ版や開発チャネルよりも不安定としており、テストに参加したいユーザー向けに公開している(参考:「Become a Microsoft Edge Insider | Microsoft Edge」)。Microsoftは機能に意見や提案などがある場合、「ヘルプとフィードバック」の「フィードバックの送信」から意見を送って欲しいと呼びかけている。