SRA OSSは9月13日、今秋リリース予定のオープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)「PostgreSQL 17」の検証レポートを公開した。
1999年から日本でのPostgreSQL商用サポートを開始するなどOSSコミュニティ支援を古くから行う同社が公開するレポートは、6月末リリースのβ2を用いて新機能を中心に検証を行い8月のβ3で修正を加えている。PDFファイルで約80ページのボリュームのある検証レポートは、ソフトウェアの入手から各新機能の実行やベンチマークをコマンドベースで実行して解説。データ書き込みの一貫性を担保するWAL(Write Ahead Logging)排他処理の改良、不要データを回収するVACUUM性能の改善、COPYコマンドによるエクスポート/インポートなど16.xバージョンとの比較で大きな改善を示している。