独SAP傘下で出張・経費精算システムを手掛けるコンカーは9月13日、日本国内にデータセンターを開設したと発表した。今後、対象サービスのデータは日本国内に保持され処理される運用となる。機密データの国内管理を希望する顧客へのデジタル化支援や、公共機関が原則とする国内データセンターを採用する方針への対応を強化する。
データセンター運用の対象となるサービスは、プロフェッショナル版の「Concur Expense」およびConcur Expenseに関連する追加サービス。データセンター開設後も追加サービスの構築を続ける方針だ。
コンカー 代表取締役社長の橋本祥生氏は「データセンター開設は、これまで多くの顧客から要望があった。データセンター開設後もサービスを拡充し、今まで以上に多くの顧客に満足してもらえるように努めていく」とコメントしている。