犬猫生活、年間約4トンのCO2削減 倉庫移転、梱包見直しで効率化

ペットフードなどの製造・ECを展開する犬猫生活は8月30日、サプライチェーンにおけるCO2排出量の年間約4トンの削減を実現したと発表した。

 

同社は2024年7月から、富山県に物流倉庫を移転した。同社のドライフードの製造工場は、石川県に位置しており、工場から倉庫への輸送距離が大幅に短縮されたという。「移転に伴い、CO2排出量は、2023年比で56%減となる見込みだ。3.4トンの削減見込んでいる。工場から近いのはもちろん、関東、中部、関西へのアクセスが良い点も移転の決め手となった」(佐藤社長)と話す。

 

倉庫の移転に合わせ、梱包材の変更も実施した。「これまでの梱包材から無駄を省き、よりコンパクトなデザインにした。積載効率が向上し、年間約0.7トンのCO2削減につながる見込みだ」(同)としている。

 

「CO2削減の取り組みは、当社のコスト削減にももちろんつながる。これまでは売り上げを追求してきたが、今期から利益率も高めていく方針だ」(同)と話している。