NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とNTT Sports Xは9月10日、NTT Sports Xが管理するラグビー場「浦安Dパーク」において、複数メーカーの自動走行ロボットと自動走行ロボット管制サービス「RobiCo(ロビコ)」を導入し、施設管理と運営を行う取り組みを開始することを発表した。
導入の背景
スポーツ施設の管理においては、警備や清掃、来訪者の対応、競技用設備の維持管理など、さまざまな業務を同時に行うための労働力の確保が課題とされる。課題解決のためにはロボットなどデジタル技術の活用が期待されるが、1種類のロボットでは施設管理のためのさまざまな業務を代替できないため、各業務に適した複数メーカーのロボットを運用する必要がある。
取り組みの概要
今回の取り組みでは将来的なスポーツ施設でのロボット活用を見据えて、浦安Dパークで施設管理者が行う管理運営業務の一部を代替する。各種業務に適した複数メーカーのロボットを浦安Dパークに導入し、複数メーカーの自動走行ロボット管制できるサービス「RobiCo」を用いて運用体制を構築する。
ロボットを活用する業務
屋外で定期的かつ高頻度で実施する必要があり施設管理者の負担が大きい、門の開閉確認、フィールド内の残置物のチェック、競技用設備(フィールド内の土壌センサー)の点検などにロボットを活用する。これら複数の施設管理業務を、1台のロボットで実施するという。
加えて、試合およびイベント開催時の利用者対応などスタジアム運営業務に向けては、ユースケースに合わせて複数メーカーのロボットを活用。利用者へのドリンクサーブなどを行うシーンでロボットを活用する。