東京通信大学と東日本電信電話(以下、NTT東日本)は9月4日、教育分野における生成AIの活用、研究、および産学連携PBL(Problem Based Learning)を通じた現代社会で活躍できるデジタル人材の育成を目的として、連携・協力に関する協定を締結したことを発表した。

PBLとは

PBLとは、課題解決型学習またはプロジェクト型学習と呼ばれる学習形態であり、企業や地域、教員、学生自身が設定した課題や目標に対し、学生がチームで協力して取り組むことで、知識の習得や定義、応用力の向上を目指すというもの。実際の業務に近い状況でのプロジェクトとして取り組める。

連係の概要

今回の協定により、両者はオンラインを中心とした高等教育における学習満足度の向上を通じて、自立して学び働き続けられる人材の育成に取り組むとしている。東京通信大学ではNTT版のLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)「tsuzumi3」を導入する。なお、同社によるとLLMの教育現場での導入は初とのことだ。

東京通信大学はtsuzumiの導入により学生のライフスタイルや学習時間に制約を受けない、通信制大学ならではの教育環境において、リアルタイムでの質疑応答環境や、質の高い教育コンテンツの提供など学生一人一人のニーズに寄り沿った新しい学習体験の実現を目指す。