Microsoftは先日、Copilot+ PC向けの新機能である「Recall」機能について、10月からプレビュー版の提供を始めると発表した(関連記事:Copilot+ PCの「Recall」機能のプレビュー版、10月に提供 - Microsoft | TECH+(テックプラス))。Neowinが「Microsoft quietly makes controversial Recall feature uninstallable」で伝えたところによると、MicrosoftはどうやらこのRecall機能をユーザーの手でアンインストールできるようにするようだ。
「Windows の機能」にRecallが登場
Neowinによると、Microsoftが2024年8月27日に公開したプレビュー更新プログラムの「KB5041865」にはRecall機能の有効/無効を切り替えるオプションが追加されているという。このオプションは、コントロールパネルの [プログラムと機能] > [Windows の機能の有効化または無効化] の設定に追加されている。
この設定ウィンドウは、OSのさまざまなコア機能の有効/無効を切り替えるためのもので、Hyper-Vを使用した仮想化やWindows Subsystem for Linuxなどもここで有効化できる。無効化した場合には、コンポーネントがOSから削除される。
MicrosoftはKB5041865でこの画面のコンポーネント一覧にRecallを追加した。設定アプリではなく「Windows の機能の有効化または無効化」で切替可能にしたというのは、無効化することでRecallのコンポーネントがWindowsから削除されることを意味している。
RecallはCopilot+ PCの目玉機能として発表されたが、さまざまなセキュリティ上の懸念から正式リリースは延期されており、前述のように10月からWindows Insiderプログラムでのテストが行われることになった。KB5041865での変更はその準備段階だと考えられる。
仮にセキュリティへの懸念がある程度払拭されたとしても、すべての操作ログを残すという機能を好まないユーザーも多いだろう。そのようなユーザーにとっては、機能そのものをオプトアウトできる選択肢が用意されたことは朗報と言えるかもしれない。