ZOZO、子どもの足を3D計測できる「ZOZOMAT for Kids」発表 スマホで簡単計測、申込受付を開始

ZOZOは8月29日、ファッションEC「ZOZOTOWN」において、子どもの足を簡単に3D計測できるマット「ZOZOMAT for Kids(ゾゾマット フォー キッズ)」の申込受付を開始した。特設ページから申込んだ人に無料で提供する。AIを活用して相性度が高いサイズと履ける期間を表示してシューズ選びをサポートし、ECでのシューズ購入の不安解消を図る。

ZOZOが2020年2月に提供を開始した「ZOZOMAT」 は、マット全体に施されたドットマーカーをスマートフォンのカメラで360度撮影することで、自宅にいながら簡単に高精度で足の3D計測ができるマット。マットに足を乗せスマホで撮影することで、足長・足幅・足囲などの複数箇所の計測ができる。

▲マットに足を乗せスマホで撮影することで足長・足幅・足囲などを計測

さらにファッションEC「ZOZOTOWN」上では、「ZOZOMAT」の計測結果をもとに対応シューズが展開する各サイズから相性度の高いおすすめサイズがレコメンドされるため、利用者はシューズをECで購入する際のサイズ選びの不安が少なく購入できる。

このほど、「ZOZOMAT」の技術を活用し新たに開発した、子どもの足を簡単に3D計測できるマット「ZOZOMAT for Kids」の申し込み受け付けを開始した。特設ページから申込んだ人に送料を含めて無料で提供し、9月上旬から順次発送の予定。

従来の「ZOZOMAT」による足の計測結果をもとにしたシューズのサイズレコメンドは16歳以上が対象だったが、今回ローンチする子ども向けの「ZOZOMAT for Kids」では4歳以上の計測者へのサイズレコメンドが可能になる。

さらに「ZOZOMAT for Kids」は、子どもが安定して立てる両足計測の仕様にし、計測することが難しい子どもの足のサイズを約1分で、自宅で簡単に計測することができる。

▲計測結果からおすすめサイズを紹介

「ZOZOTOWN」上では、「ZOZOMAT for Kids」で計測した足の3Dサイズデータをもとに、対応シューズが展開する各サイズから相性度の高いおすすめサイズと1つ上のサイズを表示するほか、子どもの足の成長速度を考慮した各サイズのシューズを履ける期間を表示する。

このサイズレコメンドには、計測者数270万人を超えた(2024年6月末時点)「ZOZOMAT」で得た10万件以上の子どもの足の計測データと、独自に収集したシューズの履き心地に関するデータ、「ZOZOTOWN」に登録されているシューズのサイズ情報等を活用した、ZOZO独自のAIを使用している。

▲詳細な計測データを確認できる

8月29日のローンチ時点では、スニーカー、サンダル、スリッポン、レインシューズなどの幅広いカテゴリーから100型以上がサイズレコメンドに対応している。今後、対応型数と対応カテゴリーを拡大していく他、「ZOZOMAT for Kids」対応シューズの購入者へ、子どもの足の成長を予測し適切な買い替え時期をお知らせする機能などの追加を予定している。

子どもは足の成長が早いため、ECでシューズを購入する際のサイズ選びに迷うことや、サイズアウトに気付きにくいなど、子どもをもつ親ならではの悩みが多くあるとし、「ZOZOMAT for Kids」は、自宅で高精度な足の3D計測ができる従来の「ZOZOMAT」の利便性に加え、AIを活用し成長を加味したサイズ提案でシューズ選びをサポートする。

キッズアイテムも豊富に取り扱うファッションEC「ZOZOTOWN」ならではのアイテム数と、ZOZOの強みであるファッションテックを活かした計測テクノロジーのかけ合わせにより、「最もシューズが買いやすいEC」を目指す考えを示した。