メタップスホールディングスは8月28日、AWS(Amazon Web Services)やその運用に必要な複数の監視SaaS(Software as a Service)データを横断して一元監視できるダッシュボード「srest(スレスト)」について、有償版での本格展開を開始することを発表した。月額3万円(税別)~で、1カ月間の無料トライアルも利用可。
複数のインフラ系サービスから発生するイベントログやAWSのコストを一つのダッシュボードで一元的に管理可能とすることで、異常を早期に検知し障害予防やコスト最適化が図れるという。
同サービスは、監視対象となるシステムのサービスレベル目標をトップに表示する。そのため、ITインフラの全体像を瞬時に把握でき、オブザーバビリティ(可観測性)の実現を補助する。
また、各種AWSサービスのコストをプロダクト(アカウント)を横断してリアルタイムにグラフ化。コスト推移の把握や先週比・先月比などの比較も可能で、費用増加を早期検知してクラウドコストの最適化を支援する。
「何かが起こってから」ではなく、「日頃から習慣的に利用する」ことで効果を発揮するとのことだ。ダッシュボードを毎朝見たり、チームの定例会議の際に確認したりすることで、システムやコストの異常を早期に検知しやすくなるという。これにより、障害の予防やクラウドコストの最適化につなげられる。