Kivaとさくらインターネットは8月20日、業務提携契約を締結したことを発表した。これに伴い、顧客の継続的な発展に貢献することを目的とした取り組みを開始するという。
連携の内容
今回の取り組みは、さくらインターネットが提供するホスティングサービス「さくらのレンタルサーバ」の顧客向けに、Kivaが運営するウェブアクセシビリティツール「ユニウェブ」を提供するというもの。
これにより、さくらのレンタルサーバの利用者が運営するウェブサイトには音声読み上げや文字の拡大、色や明るさの調整といった機能が適用され、世界規格「WCAG 2.1」および国家規格「JIS X 8341-3:2016」に対応することで、サイトのアクセシビリティ向上が見込めるという。
年齢や身体的条件にかかわらず平等にサイト内の情報にアクセスできるようになることに加え、多くのユーザーがより快適にウェブサイトを利用可能になるよう支援するとのことだ。
さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバは個人や企業、学術系など幅広いユーザーが使用するクラウドサービス。初めてレンタルサーバを利用する人も安心して利用できるよう、サポートコンテンツの充実も図っているという。2024年にサービス提供20周年を迎えた。
ユニウェブ
ユニウェブはあらゆるウェブサービスにコードを一行追加するだけで、当日からウェブアクセシビリティ機能を提供するサービス。すべての人に平等なウェブサイトやサービスの構築を目指すために、視覚に障害がある人や、怪我をして一時的に手が使えなくなった人などさまざまな状況の利用者に向け、音声読み上げやコントラスト変更などを通じて正しい情報を理解できる状態にすることを目指す。