ナビプラス、自動脆弱性診断ツール「Securify」提供 スリーシェイクとパートナー契約

EC向けマーケティングソリューションを提供するナビプラスは8月5日、自動脆弱性診断ツール「Securify(セキュリファイ)」を提供するスリーシェイクとパートナー契約を締結し、「Securify」の提供を開始した。EC事業者のセキュリティ強化を支援する。

ナビプラスは、「テクノロジーで、+(プラス)あふれる未来へ導く」をコーポレートミッションに、ECサイトのコンテンツ・ナビゲーションを最適化するマーケティングサービスを提供するテクノロジーカンパニー。デジタルガレージのグループ会社として、国内最大級の決済事業を展開するDGフィナンシャルテクノロジーとともに、EC事業者や消費者が抱える課題解決に向け、テクノロジーを駆使したサービスを通じて、社会に対してより多くの価値を提供する。

このほど、ITインフラ領域の技術力に強みをもつテクノロジーカンパニーのスリーシェイクと、自動脆弱性診断ツール「Securify」においてパートナー契約を締結し、「Securify」の提供を開始した。これにより、ナビプラスはEC事業者をはじめ、セキュリティツールを必要とする企業に対し、セキュリティにおける課題の多角的な支援が可能になった。

「Securify」は、SaaS、Webメディア、Webアプリケーション、ネットワークのセキュリティまで、セキュリティ領域の多様な課題に対応する統合ソリューション。攻撃者に攻撃の糸口を与えるようなWordPressの設定を評価し、WordPressのセキュリティ向上を実現する「Securify WordPress診断」。Webアプリケーションの脆弱性を評価し、継続的なセキュリティテストを実現する「Securify Webアプリケーション診断」。SaaS上のドライブ内ファイルの公開設定状況を可視化し、情報漏洩管理の向上を実現する「Securify SaaS診断」の3つの機能を備える。

近年、目まぐるしく変わるビジネス要件に対して、クイックな開発、高頻度のリリースが必要不可欠となり、開発手法においても、ウォーターフォール開発からアジャイル開発へと、より効率的でスピードを重視した形へとシフトしている。一方で、開発の速度とリリースの頻度の高まりに伴い、セキュリティ品質の担保は困難になる。継続的にセキュリティ品質を担保するには、開発プロセスの中でセキュリティにおける問題を発見、修正できるようにする必要がある。

ナビプラスは、従来よりECサイトのコンテンツ・ナビゲーションを最適化する各種マーケティングサービスを提供してきたが、近年の開発手法の変化を踏まえ、EC事業者のセキュリティ強化を支援するため、スリーシェイクとパートナー契約の締結、「Securify」の提供開始に至ったとしている。

加えて、ナビプラスの専門知識とスリーシェイクの技術の融合により、両社の製品とサービスの質のさらなる向上を図り、顧客に提供する価値の最大化を目指す考えを示した。