GMOメディアは8月2日、授業の理解度チェックや振り返りを簡単に行える小テスト作成ツール「コエテコStudy byGMO」を、2025年4月を目途に提供開始すると発表した。これに先立ち、デジタル人材共創連盟(以下、デジ連)と協力して、全国の高等学校を対象に実証実験参加校の募集を8月2日より開始した。参加費は無料となっている。

  • 教員側画面イメージ(豊富な問題バンクとシンプルな課題作成フロー)

    教員側画面イメージ(豊富な問題バンクとシンプルな課題作成フロー)

コエテコStudy byGMOの概要

コエテコStudy byGMOは、生成AIが教科書の内容に沿った問題を3000問以上作問し、教員が出題したい内容を教科書の目次やページから選ぶだけで、簡単に小テストを作成することができるツール。生徒は出題された問題をCBT形式で解くことができ、回答した問題やその結果はオンラインでいつでも確認することが可能。

生徒の回答は自動採点され、すべての回答の確認が不要。生徒も即座に結果の確認が可能で、採点にかかる時間も削減できる。

また、採点結果のページで各問題の解説を確認することができ、理解を深めることが可能。さらに、結果推移や解答状況などを簡単に確認でき、生徒の取り組みや成績を評価につなげやすいとしている。

  • 教員側画面イメージ(生徒やクラス別に取り組みを管理)

    教員側画面イメージ(生徒やクラス別に取り組みを管理)

実証実験について

今回、コエテコStudy byGMOをより良い製品にするために、高等学校で実証実験を行い、実際の教育現場での効果を検証する。

実証実験においては、実教出版の2024年度用教科書「最新情報I」を要約した生成AIが、教科書に沿った小テストの作成と採点をサポートする。今後は「高校情報Ⅰ Python」や「図説情報Ⅰ」への対応も計画されているという。

  • 生徒側画面イメージ(自動採点機能と網羅的な問題の解説)

    生徒側画面イメージ(自動採点機能と網羅的な問題の解説)

実証実験の参加校には、システム導入のサポートとフィードバックを基にしたシステム改善への協力を依頼。参加資格は全国の高等学校・高等専門学校すべて(通信制・支援学校・フリースクールも含む)で、募集期間は8月2日~2025年3月31日11時まで。費用は無料となっている。