白鳩、第1四半期の売上高10.8%減 値引き率抑制が減収要因

白鳩の2024年3ー5月(第1四半期)の売上高は、前年同期比10.8%減の13億754万円だった。一部商品の値引き率を抑制したことが要因だという。営業損失は2925万円(前年同期は485万円の営業損失)、純損失は4000万円(同5700万円の純損失)だった。

 

自社サイトでは、AIを活用した広告施策でアクセス数は前年同期比12.8%増となったが、購入件数は前期を下回ったことで売上高は同16.1%減となった。

 

楽天市場店では、競合他社の値引き施策と中国系の新興ECの台頭により、低価格帯の商品の販売が伸び悩んだ。売上高は同10.9%減となった。

 

今後については、価格競争ではなく適切な販売価格に見合ったサービス品質を向上し、利益の最大化を目指す考えだ。

 

同社は2024年5月29日、代表取締役社長に菅原知樹氏、商品事業本部の担当取締役に飯野利明氏が就任した。社外取締役として筆頭株主である歯愛メディカルの山内昌晴氏が就任し、経営体制を刷新した。歯愛メディカルとの協業も視野に入れている。