カシオ計算機は7月31日、独自のAI研究開発を行うAIQ(アイキュー)社との資本業務提携を発表した。AIQの株式8.2%を取得し、おもに新商品開発やソーシャルメディアマーケティング施策の領域での業務提携を行う。

  • (同社資料より)

特許技術を取得する独自開発AIでのソーシャルメディア分析やマーケティングサービスに強みを持つAIQとの提携により、SNS上の膨大なデータからの調査・分析から仮説立案など企画開発にかかるリードタイムの短縮が期待できるほか、AIQの最新技術「DIGITAL CLONE(デジタルクローン)」による仮想人格の大量生成からの新たな企画開発が可能になるとしている。「DIGITAL CLONE」は、AI技術を活かして実在するヒトをベースに大量生成する仮想顧客からAIペルソナのマーケットを形成するもので、AIQでは"製品開発段階から世界のマーケットニーズをタイムリーに捉え新製品の成熟に活かす体制を提供する"と述べている。

  • AIQがカシオ計算機に提供する技術の一例(AIQ資料より)