TISとピクシームービング(以下、PIX日本)は7月30日、6月12日に合弁会社「ピクセルインテリジェンス」(以下、PIX JV)を設立したと発表した。
協業の背景
TISとPIX日本の中国本社であるPIX Movingは、MaaSやスマートシティ領域等における新たなITサービスの創出を目指し、2022年7月に資本業務提携契約を締結した。
今後、自動運転に関するルールの整備、関連市場の形成が加速していく見通しであることから、TISとPIX日本は、MaaS用自動運転EV、ロボットの開発・製造を主要事業とするPIX JVおよび組立工場(所在地:神奈川県茅ヶ崎市)を設立する。
今回のPIX JVへの共同出資は、2022年のTISとPIX Movingとの資本業務提携後の中国・日本での協業実績を踏まえ、両社間のビジネス拡大を図る提携となる。
新会社が提供する製品・サービス
PIX JVは、PIX Movingの強みである最先端のAIGC(AI-Generated Content)設計、3Dプリントなどの製造技術を工場に導入し、自動運転Robo-Bus、自動運転無人販売EV、有人/無人運転ミニEV(Robo-EV)、屋外/屋内デリバリーロボット、屋外自動運転清掃EVおよび自動運転汎用スケートボード型EVシャーシーなどを量産する。
これらの製品は、PIX日本を通じて日本および海外20カ国以上で販売実績があり、2024年度中に日本国内でRobo-Busのナンバープレートを取得する計画。
PIX JVは2024年中に日本における第一工場となる茅ヶ崎工場の開業を予定しており、2028年までに日本国内に第二工場を設立、年間1万台以上まで製造キャパシティーの拡大を目指す。