Elon Musk(イーロン・マスク)氏が自身が所有するXのプラットフォームに、Kamala Harris氏の大統領選キャンペーンと見せかけたビデオ動画を公開した。パロディと明記していないことから、誤解を招くものとなった。

Xの方針に違反する可能性が

マスク氏が自身のアカウントで「This is amazing😂」とだけ記して公開した動画は、ハリス氏と思われる声で、大統領選に向けての発言が語られている。「私はKamala Harris(カマラ・ハリス)、新しい民主党の大統領選候補者です」と名乗り、Biden(バイデン)大統領が「老衰を露呈した」後で候補者になったとする。

自身を「究極の多様性主義者」としたり、国境危機の根本原因の解決に取り組む自身の取り組みを「壊滅的」とも述べている。

この動画は執筆時で1億200万回以上再生されている。マスク氏は各紙のコメントに応じていない。

各紙は、ハリス氏と思われる声はディープフェイクを使って作成したと予想し、誤解を招く合成メディアについてのXのと方針に違反する可能性があると警告している。一連の報道は7月27日付のNew York Timesなどが報じている。