【EC初心者に最適】ネットショップ能力認定機構、ネットショップ検定の公式テキストを発行

一般財団法人ネットショップ能力認定機構はこのほど、ネットショップ検定の公式テキストを発行した。同書では、小売業の分類からネットショップの位置付け、ネットショップを運営する上で必要な実務などを紹介している。EC運営に詳しくない人に最適なテキストだ。検定主催団体による唯一のテキスト本のため、EC運営に必要な情報を網羅している。

ネットショップ能力認定機構はEC業界を人材面で支えるため、2010年に設立した一般財団法人。公式テキストとして発行する同書は、EC業界未経験の就労希望者やネットショップの運営の基礎的な情報を知りたい人などに適している。同書で情報を得るだけでもいいが、学習後、ネットショップ検定を受講して習熟度合いを確認することもお薦めだ。

同書の内容は、①ネットショップのビジネス環境 ②小売業の分類と特徴 ③ネットショップの位置付け ④ネットショップの出店形態と特徴 ⑤ネットショップ実務の共通知識 ⑥ネットショップ事業の準備 ⑦ネットショップの制作 ⑧ネットショップのプロモーション――などを説明している。

内容は本当に細かい。顧客への入金確認メールや、商品発送の案内メールの書き方からクレーム対応の仕方(共感すること)、商品をきれいに撮影する方法(ISOやシャッタースピードについても掲載)、各ウェブ広告の詳細、実行すべき販促内容などECに関することから、社会人として抑えるべきビジネスマナーである、身だしなみ、あいさつ、名刺交換の方法、敬語の使い方、席次のルール、電話応対方法までを紹介している。

同書はEC業界で有名なエバン合同会社CEOの川添隆氏、東京八丁堀法律事務所の白石紘一弁護士、Shikama.net代表である志鎌真奈美氏などが執筆している。販売価格は税込3300円だ。