お取り寄せの頻度は「3カ月に1回」が最多【「おとりよせネット」が調査】

アイランドはこのほど、日本最大級のお取り寄せの情報サイト「おとりよせネット」において、お取り寄せの活用や購入傾向に関する調査を実施し、2023年5月~2024年4月の食品のお取り寄せ頻度や購買目的、購入時に重視するパフォーマンスなどをまとめた。お取り寄せの頻度は「3カ月に1回」が定着傾向にあり、お取り寄せの目的は「少し特別な楽しみ・ご褒美」が7割いることなどがわかった。

アイランドの提供する「おとりよせネット」は、「お取り寄せの美味しい逸品」を紹介する日本最大級のお取り寄せ情報サイト。ユーザーの口コミがジャンル・シチュエーションごとに検索出来るほか、料理研究家やフードライターなど「お取り寄せの達人」の推薦コーナー、季節イベントに連動した特集コーナーなどを展開している。

5月27日~6月18日、「おとりよせネット」のユーザーを対象にお取り寄せに関するアンケートを実施し、277名の有効回答を得た。

この1年(2023年5月~2024年4月)の食品のお取り寄せ頻度をたずねたところ、「3カ月に1回以上」が最多の35%の回答を得た。次いで「1か月に1回以上」が21%、「半年に1回以上」が19%だった。コロナ禍以降の定点調査においても「3か月に1回」が高い傾向にあり、定着していることが今回の調査でもうかがえるとしている。

この1年(2023年5月~2024年4月)で食品のお取り寄せをした目的をたずねた問い(複数回答)では、「少し特別な楽しみ・ご褒美」が66%でもっとも多く、「普段の食卓」(39%)、「カジュアルギフト」(35%)が続いた。コロナ禍を経て、巣ごもり需要の反動や物価高による消費意欲の変化の影響により、「時々のご褒美」「特別感」をキーワードにしたものを食品通販で購入する傾向が高まっていることがわかった。

この1年(2023年5月~2024年4月)で、食品のお取り寄せをしたイベントや記念日をたずねた問い(複数回答)では、「自分・家族の誕生日」(43%)がもっとも多い回答を得た。2位以降は、「母の日」(29%)、「お正月」(26%)、「お歳暮」(24%)、「父の日、(21%)となった。「母の日」「父の日」がともに上位に入り、身近な人への日頃の感謝の気持ちを伝えるギフトで食品通販を活用する傾向がうかがえる結果となった。

利用シーンごとに、食品のお取り寄せで重視することをたずねた問い(複数回答)では、「普段の食卓用」では「食べ応えがある」(48%)、「安いこと」(42%)、「手軽である」(40%)が上位になり、ボリュームや価格を重視する傾向がわかった。

「贈り物」(シーズンイベントやカジュアルギフト)においては、「高級感がある」「見栄えがよい」が上位になり、価格の安さよりもビジュアルが特に重視されている結果となった。一方で、「手軽さ」「食べ応え」も5位以内に入っており、どのシーンにおいても「食べごたえ」「手軽さ」は欠かせない傾向であると分析している。