クラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」、決済代行「KOMOJU」と連携 中国向け決済に対応

インターファクトリーは7月23日、クラウドコマースプラットフォーム「ebisumart(エビスマート)」において、DEGICAが提供する決済代行サービス「KOMOJU(コモジュ)」との連携を開始した。中国で普及している決算手段「WeChat Pay」「Alipay」の導入を可能にし、グローバルな決算手段の拡充を図った。

インターファクトリーが提供する「ebisumart」はカスタマイズ対応するクラウドコマースプラットフォーム。ECパッケージとASPの両システムのメリットを兼ね備え、常に最新・最適化されたECサイトを構築できる。

このほど、デジタル決済プラットフォーム「KOMOJU」との連携を開始した。ECサイト(越境ECを含む)を運営する事業者向けに提供するDEGICAの「KOMOJU」は、クレジットカード決済、コンビニ決済、ECスマホ決済、ペイジー、電子マネー決済、銀行・ATM振込、後払い決済などの国内外の決済手段を一括導入できる決済代行サービス。初期費用と月額費用は無料で、売上の入金サイクルは週次と月次から選択できる。日本語と英語対応が可能なカスタマーサクセスチームも備える。

今回の連携により「ebisumart」を利用する事業者は、「KOMOJU」を利用することで、中国で普及している決済手段「WeChat Pay」「Alipay」を導入でき、中国ユーザーに向けて使いやすいECサイトを提供できる。

経済産業省が2023年8月に発表したECに関する市場調査によると、2022年の中国の越境BtoC-EC(日本経由)の市場規模は2兆2569億円だった。

PCとスマートフォンが世界中で普及したことにより、海外の商品を手軽に購入できるインターネット環境が整ってきたことや、2022年国別EC市場シェアで50.4%を占める中国のユーザーが世界の越境EC市場をけん引していることが伺える。

さらに新型コロナウイルス感染症のパンデミック収束によるインバウンド需要の再燃、ならびに今後も円安が継続されるとの見通しから、越境ECに取り組む事業者が増加しており、さらなる市場拡大が予想されているとし、インターファクトリーは「ebisumart」のECにおけるグローバル展開の支援体制を強化するため、「KOMOJU」との連携に至ったとしている。

「ebisumart」は、今後もEC事業者のニーズに合わせて、グローバルな決済手段の拡充に取り組んでいく考えを示した。