「楽天チケット」、「楽天チケットmini」提供開始 主催者がチケット販売を管理可能

楽天チケットは7月17日、チケット予約・イベント情報サイト「楽天チケット」において、イベント主催者が「セルフオンボーディング」方式でチケットを販売管理できるシステム「楽天チケットmini」の提供を開始した。小規模のイベントでも、手軽に「楽天チケット」でのチケットを販売を可能にし、さまざまなイベントに挑戦するイベント主催者を支援する。

「楽天チケット」は、イベントを主催する法人を対象に、チケットを販売管理できるシステム「楽天チケットmini」の提供を開始した。イベント主催者がチケットの販売管理から売り上げ管理、入場管理までを実施できる「セルフオンボーディング」方式を採用しており、利用には法人用の楽天ID「Rakuten for Business」(無料)が必要となる。利用料は、チケット売り上げ(税込)の4.9%。

イベント主催者は、イベント概要とチケット情報、「楽天チケット」サイト上に掲載するイベントページの公開日を登録するだけで、「楽天チケット」でチケットの販売を開始できる。初回の利用申し込み時は、イベント主催者に対する審査をがあり、結果が出るまで約1~2週間かかるが、その後は情報の登録直後からチケットの販売が可能となる。

イベント主催者は、チケット販売開始後、「楽天チケットmini」上のイベント詳細ページにおいて、チケットの販売枚数や売り上げ、イベント当日の入場者数をリアルタイムで閲覧できる。イベント開催前日の正午からイベントの終演時間までは、チケット購入者のリストもダウンロード可能だ。

イベント終了後に終了報告を行うと、簡単に売上金の支払いを申請できるほか、販売したチケットの払い戻しが必要になった場合も、同ページから簡単に払い戻しができる。

「楽天チケットmini」の利用により、イベント主催者は、1億以上の楽天会員を中心としたメンバーシップを軸に70以上のサービスを有機的に結び付けて形成する「楽天エコシステム(経済圏)」を活用して、さまざまな楽天グループサービスにおいて、イベントの周知、およびチケットの販売促進を実施できる。

一方、チケット購入者は、「楽天チケット」でチケットを購入する際に「楽天ポイント」を獲得できるという利点がある。

近年、「推し活」市場が拡大し、イベントの内容や規模が多様化している。さまざまなイベントに挑戦するイベント主催者を応援するため、小規模のイベントでも手軽に「楽天チケット」を活用してチケット販売ができる環境を目指し、「楽天チケットmini」の提供に至ったとしている。

「楽天チケット」は今後も、幅広いユーザーに向けて新たなエンターテインメント体験を提供していくとともに、事業者の課題解決を図り、人々と社会をエンパワーメントしていく考えを示した。