DevSecOpsで知られるオープンソース企業の米GitLabが売却先を探しているという。一部メディアが報じている。

時価総額80億ドルのGitLab

GitLabは、ウクライナの開発者であるDmytriy Zaporozhets氏が2014年に創業したオープンソース企業。2021年9月にIPO(新規公開株)し、現在の時価総額は約80億ドル程度。同社にはGoogleを傘下に持つAlphabetなども出資している。

報道を受けて、一時GitLabの株価は11.5%まで上昇したが、日中の取引では7%まで上昇幅を縮小した。AIやクラウドコンピューティングの進歩が、各企業のサービス拡大を後押ししているため、テクノロジー分野の取引は活発化している。

GitLabのプラットフォームは、開発、運用、セキュリティの各チームが単一のツールを使ってソフトウェアを設計・管理することを可能にする。同社のウェブサイトによると、登録ユーザーは3000万人を超え、フォーチュン100社の半数以上に導入されている。

Reutersが近い筋からの情報として7月18日に報じたところによると、現在は投資銀行とともに売却のプロセスを進めているとのこと。クラウドモニタリングの米Datadogなどが関心を示しているとのことだ。

取引は数週間先で、売却は確実ではないという。GitLabとDatadogは、Reutersのコメントの要請に応じていない。