アメイズプライズ、7カ月で約4万個販売 痛みを伴うセルフマッサージがトレンド

睡眠グッズや健康器具などを販売するアメイズプライズでは、健康器具のまくら「RAKUNA(ラクナ)肩甲骨はがしピロー」がヒットしている。2023年12月の発売から、7カ月間で約3万6000個を販売したという。同社では、「痛みを伴うセルフマッサージ」が、市場でトレンドとなっているとみているという。

 

「RAKUNA 肩甲骨はがしピロー」は、肩甲骨専門の整体師が監修したマッサージ器具。18個の突起を上にして置き、器具の上にあおむけに寝て、左右にゆらゆら揺れて使用する。18個の突起が、肩甲骨とその周りの筋肉を刺激し、自分でほぐせない部分をほぐしてくれるという。肩甲骨に突起が当たった状態で体重が乗るため、痛みをかなり強く感じるとしている。ユーザーの間では、「痛みがストレス解消になる」といった声が多く聞かれるという。

 

楽天市場やアマゾン、自社サイトを中心としたECが、同商品の売り上げの7割を占めている。購入者のボリューム層は、50~60代の女性だという。

 

同商品は現在、人気が沸騰しており、注文しても1カ月待ちの状態となっている。価格は税込9790円だという。

 

アメイズプライズは、コロナ禍に、健康機器や睡眠グッズで売り上げを伸ばした急成長企業だ。アフターコロナは、リアルの消費が回帰したことなどから減収となり、2023年11月期の売上高は、前期比17.4%減の43億円だったとしている。「肩甲骨はがしピロー」が、V字回復の原動力になる可能性があるとしている。