チロルチョコ、価格改定と内容量変更 出荷価格改定率7%の値上げ

チロルチョコが一部商品の価格改定と内容量変更を実施する。「チロルチョコ(ミルクヌガー)」を出荷価格改定率7%の値上げを行う。ECサイトにおいても既存商品の在庫を消化した後、内容量を変更した商品の取り扱いを開始し、販売価格を改定する予定だ。

 

内容量を変更する商品は5種類だ。「チロルチョコ(バラエティパック)」は現行の25個から21個に変更する。「チロルチョコ(バラエティBOX)」は現行の24個から20個に変更する。価格据え置きで内容量を変更する。

【価格改定対象商品】

【内容量変更対象商品】

 

近年、食品の原料や包装資材の高騰が続いている。さらに物流やエネルギーコストの上昇もある。チロルチョコはこれまでコストアップを吸収するため、生産の効率化や経費削減などに注力してきた。だが、従来の価格・内容量を維持することが困難となり、今回の変更を決めたという。

 

「すでに取引先の店舗には内容量を変更、価格改定した商品を届けており、既存商品が売れたらいつでも改定後の商品を販売することができる」(担当者)と話す。

 

ECの商品も価格改定と内容量変更の対象となる。「ECの在庫がなくなったら変更後の商品を販売する。7月1日から改定というよりは、順次切り替えていくという意味合いの方が強い」(同)と話す。

 

価格改定と内容量変更について、顧客が離脱することも懸念しているという。

 

「顧客がワクワクするような、買い物を楽しめるような商品を販売していきたい。そうして『チロルチョコ』を利用してくれる顧客を増やしていきたい」(同)と語る。