アクシージア、日本EC事業は4倍に成長 スキンケアラインをフルリニューアル

アクシージアは、高価格帯の化粧品やサプリメントを中国向けECで販売し、急成長を続けている。2023年8月-2024年4月期(第3四半期)の連結業績における売上高は、前年同期比15.5%増の91億1382万円だった。そのうち、中国ECの売上高は前年同期比21.8%増の69億9700万円だった。同第3四半期における日本国内のEC売上高は、前年同期比約4倍の2億4600万円となった。

同社では、化粧品・健康食品を展開している。化粧品・健康食品のクロスセル戦略の一つとして、2024年6月に「エイジーセオリー」ブランドのスキンケアラインをフルリニューアルしたという。

「エイジーセオリー」は2016年に誕生したそうだ。

同シリーズの美容サプリ「エイジーセオリー AGドリンクX」(2万9160円)は、中国EC市場でヒット商品となっているという。

今回、同サプリと合わせて、内と外からの美容ケアを実現する成分を配合し、スキンケアラインを刷新したとしている。植物成分「糖花コンプレックス」を新たに配合した。計11種類の植物成分を独自に凝縮し、さまざまな方向から美しい肌へとアプローチするとしている。

パッケージも一新し、「エイジーセオリー」シリーズをイメージした美しいローズカラーを採用したという。内容物もローズカラーの製品は、合成着色料を使用せず、天然の色素のみで彩られているそうだ。

▲二層式美容液「エイジーセオリー バランシングオイルエッセンス」

全アイテムについて、エタノール・パラベン・合成着色料は不使用だという。エステ発のアクシージアだからこそ、なめらかなテクスチャーにこだわり、肌への心地よさや、優しさを追求したとしている。

中国EC市場で成長を続けている同社だが、日本事業も好調だという。

2023年8月-2024年4月期における日本国内のEC売上高は、2024年2月に実施した、化粧品ECなどを展開するエムアンドディ(本社福岡県)を子会社化した影響もあり、前年同期比約4倍の2億4600万円となった。

 

現在、日本では6つのECチャネルで展開している。

同社の執行役員兼営業統括部長・王志華氏は、「今後、自社サイトでは、ブランドの世界観やイメージをさらに伝えられるよう、購買の導線の整備などを行っていきたい」と話す。

「現在は日本のSNSで、日本の消費者の興味を探り、ノウハウを蓄積している段階だ。今後さらに注力していく」(同)と話している。