アクシージア、第3四半期の中国EC売上は21%超の成長 処理水影響も回復傾向に

高価格帯の化粧品やサプリメントを展開するアクシージアの2023年8月‐2024年4月期(第3四半期)の連結業績における売上高は、前年同期比15.5%増の91億1382万円だった。そのうち、中国ECの売上高は前年同期比21.8%増の69億9700万円となった。特にサプリメントが好調だとしている。

中国市場においては、2023年8月以降、「処理水放出」をきっかけに、日本の化粧品を回避する動きが続いていた。同社によると、日本の化粧品の需要は、徐々に回復する傾向にあるという。

引き続き中国市場で成長を続けている同社だが、インナーケア製品である美容サプリメント「AGドリンクX」の売れ行きが特に好調だという。美容サプリメント「AGドリンク」が全体の売り上げをけん引しており、同第3四半期の売り上げは、前年同期比60.5%増の55億8100万円となったという。

「ドウイン(中国版ティックトック)」のECプラットフォームにおいては、「AGドリンクX」の発売1周年記念イベントでライブ販売を実施し、同社史上最高の単日売上を達成したとしている。

2023年8月‐2024年4月期の日本国内のEC売上高は、2024年2月に、化粧品ECなどを展開するエムアンドディを子会社化した影響で、前年同期比約4倍の2億4600万円となったそうだ。今後日本国内ECをさらに強化していくという。

同社の直営店舗ではインバウンド需要の取り込みを図っており、東京・銀座の商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」においては、売上高が前年同期比約3倍に拡大したそうだ。