消費者庁、夏の食品表示一斉取り締まり 7月1日~31日まで

消費者庁は6月27日、食品表示の適正化に向け、夏期の一斉取締りを7月1日から実施すると発表した。保健機能食品を含めた健康食品なども監視指導の対象となっている。期間は7月1日から31日までとしている。

監視指導事項として挙げられているのは、①アレルゲン、期限表示等の衛生・保健事項に関する表示 ②保健機能食品を含めた健康食品に関する表示 ③生食用食肉、遺伝子組換え食品等に関する表示 ④道の駅や産地直売所、業務用加工食品に関する表示 ⑤食品表示基準に基づく表示方法の普及・啓発――の5つだ。

消費者庁では例年この時期に、食中毒などの被害の防止を目的に、食品表示の衛生・保健事項に係る取締りの強化を全国で行っている。監視業務のノウハウを有する農林水産省や財務省、都道府県の保健所が相互に連携し、執行体制を確保しているという。

いわゆる「健康食品」の監視指導については、食品表示基準9条・23条の表示禁止事項に特に留意した上で、表示事項と遵守事項が遵守されるよう、関連事業者に対し監視指導を行うとしている。