丸紅I-DIGIOは6月27日、グローバルセキュリティエキスパート(GSX)に資本参画し、増加し続けるサイバーセキュリティの脅威に対応する企業へのセキュリティサービス提供を両社で強化すべく、GSXと資本業務提携を締結することに合意したことを発表した。
資本業務提携の背景
GSXは、サイバーセキュリティ専業の企業として、コンサルティングからセキュリティソリューションの提供・運用までワンストップでサービスを提供している企業。セキュリティ人材不足に悩む企業に人材派遣するSES事業や、SIerやIT企業向けのサイバーセキュリティ教育の提供など、日本国内のサイバーセキュリティの自衛力向上に貢献している。
一方の丸紅I-DIGIOは、丸紅情報システムズ、丸紅ITソリューションズ、丸紅ネットワークソリューションズ、イーツの4社によるICT事業グループであり、丸紅グループのSIerとして広範なお客様にITソリューションを提供している。
サイバーセキュリティについては、従前よりソリューションを提供してきたが、顧客の課題をワンストップで解決できる、頼られる存在となるべく、セキュリティコンサルティングや診断・アセスメントを含む総合的なセキュリティサービスを提供できるGSXと提携することを決めたという。
資本業務提携の概要
3000社を超える丸紅I-DIGIOの顧客基盤のうち、準大手・中堅企業は主要な顧客層であり、GSXが強みを有する企業規模に合致することから、GSXのサービスを活用して「ちょうどいいレベルの対策」を「ちょうどよい価格」でワンストップ提供していく。
またGSXが提供する高品位な教育サービスを積極的に活用していくことで丸紅I-DIGIOの人材育成を進め、事業強化を図る。
丸紅I-DIGIOがこれまで培ってきたセキュリティソリューション提供実績・ノウハウと、GSXのセキュリティ領域における総合力を掛け合わせることで、引き続き、顧客のセキュリティ課題・脅威に対策を提供する。