クラダシ、宅食市場に参入 冷凍宅配弁当「Dr.つるかめキッチン」運営のクロスエッジを子会社化

ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi(クラダシ)」を運営するクラダシは6月27日、制限食の冷凍宅配弁当サービス「Dr.つるかめキッチン」を運営するクロスエッジの全株式を取得すると発表した。今回の買収で冷凍宅配弁当市場に参入する。株式の取得日は8月23日の予定。

クラダシは企業が生む食品ロスを協賛価格で買い取り、自社ECサイト「Kuradashi」で販売している。2024年には設立10周年を迎え、7月1日には関藤竜也社長が会長に就任し、河村晃平取締役執行役員CEOが社長に就任する。

創業社長による経営から次世代への経営に移行し、持続的で飛躍的な成長を目指す。新規事業やM&Aによる事業の複線化に注力していく計画だ。

今回のM&Aにより、「Dr.つるかめキッチン」事業を取得することで、これまでクラダシがEC事業で培った知見やブランディング力を生かし、幅広い層においしさと健康にこだわる商品を提供する。

冷凍宅配弁当市場におけるシェア拡大を図るとともに、冷凍宅配弁当の開発・製造の知見など、食品サプライチェーンにおける新たな価値・機能の獲得を目指す。