SmartEC、スマホEC最適化サービスが導入30社突破 縦型画像で離脱防止

SmartEC(スマートイーシー)は6月、スマホ用にECサイトの商品画像を縦型に表示するサービスの導入企業数が30社を突破したと発表した。商品を探す際の画面遷移の回数を減らし、サイトの離脱を防ぐことで購入につなげる効果があるという。

 

ECサイト上の指定の商品を「SmartEC」で登録すると、商品画像をスマホのフルスクリーンで表示し、縦方向にスワイプして商品を切り替えることができる。横方向にスワイプすると、同商品の別画像を表示し、タップすることで詳細情報を表示する。2024年1月にサービスの提供を開始し、同2月にはUIに関する特許を取得した。

 

商品画像を縦型に表示する理由については、「通常のECサイトだと、複数の商品を見比べる際に何度も画面を遷移する必要があり、顧客のストレスとなりやすい。SNSで慣れた操作で複数の商品をスムーズに閲覧することで、機会損失を防ぐ」(山下代表)と説明した。

商品画像に強みのあるEC事業者ほど、転換率(CVR)向上の効果が出やすい傾向にあるという。

 

今後は顧客の操作履歴を活用したレコメンド機能を追加したい考えだ。