日本通信販売協会、東京で定時総会を開催 梶原新会長「JADMAのリーダーシップが重要」

公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)は6月21日、都内のホテルにて第13回定時総会記念会員懇親パーティーを開催した。来賓として経済産業省や消費者庁などの関連団体も参加し、通販業界における課題とその解決について話した。

 

会員懇親パーティーは通算41回目で、会場には約250人が集まった。

 

新たに会長に就任した千趣会の梶原健司社長は、「通販業界の市場規模は年間13兆円に迫る勢いで伸びていて、社会の中の重要性が高まっている。変化の激しい世の中において、足元にも課題がたくさんあり、JADMAのリーダーシップは重要になると認識している。引き続き業界に役立つ情報を提供していく」と話した。

来賓の消費者庁 政策立案総括審議官・藤本武士氏はあいさつで、景品表示法の改正、機能性表示食品制度、特定商取引法について言及した。

▲消費者庁 政策立案総括審議官 藤本武士氏

「通販市場は日本の基幹産業になると確信している。今後も消費者保護と適正な発展に向けた政策の啓発を行っていく。最近はAI・デジタル技術の影響が大きく、消費者の利益の保護や商品の適正な流通が難しくなっている。JADMAの会員からの意見を寄せてもらいたい」(消費者庁・藤本氏)と話した。

▲経済産業省 商務・サービス政策総括調整官 山影雅良氏

経済産業省 商務・サービス政策総括調整官・山影雅良氏は、物流の2024年問題の解決に向けた取り組みやサイトのセキュリティー対策を呼びかけた。

▲JADMA副会長のQVCジャパン石原收社長

乾杯の音頭はJADMA副会長・QVCジャパン石原收社長が担当した。

▲多数の会員が参加