デジタルインフラサービスを提供するさくらインターネットは6月27日、生成AI向けクラウドサービス「高火力」の第2弾として、コンテナシリーズ「高火力 DOK(ドック)」の提供を6月27日より開始することを発表した。
生成AI向けクラウドサービス「高火力」
同社が提供する高火力は、高性能なGPUを利用可能な生成AI向けクラウドサービス。再生可能エネルギー電源100%で二酸化炭素排出量ゼロを実現する石狩データセンターから提供しているという。
高火力では第1弾として、ベアメタルシリーズ「高火力 PHY」を2024年1月に提供開始している。同社は生成AIに関わるコンピューティングリソースの安定供給確保が日本のデジタル社会発展のために必要不可欠であるとして、シリーズの整備を進める。
「高火力 DOK」概要
今回提供を開始する「高火力 DOK」は、NVIDIAのGPUを使用して、利用者が事前に用意したDockerイメージの実行が可能なコンテナ型クラウドサービス。イメージ内に実行環境をパッケージングすることで、毎回の環境構築の手間をかけずにサービスを利用できる。利用時間に応じた時間課金制で、コスト削減も図れるという。
利用可能な機能は、タスクの実行、タスクモニタリング(タスクの状態をコントロールパネルまたはAPIで確認可能)、ログ管理(コンテナ内で出力したログ情報をダウンロード可能)。プラットフォームはLinux/AMD64、NVIDIA V100のメモリは32GBで料金は1秒当たり0.06円(1時間当たり216円)。