JKK東京、オートロック付き住宅に「置き配サービス」導入 ライナフのサービス導入

JKK東京(東京都住宅供給公社)は6月25日、オートロック付きのエントランスがあるJKK住宅において、ライナフが提供する置き配サービス「スマート置き配」を導入すると発表した。居住者の利便性向上、再配達やCO2排出量の削減に貢献する。

JKK東京(東京都住宅供給公社)が提供するJKK住宅は、自社が建設・管理する一般賃貸住宅。このほど、オートロック付きのJKK住宅おいて、置き配サービス「スマート置き配」の導入を開始した。

ライナフが提供する「スマート置き配」は、住宅エントランスのオートロック自動ドアに専用機器を設置(デジタル化)することで、認証された配達員がオートロックを解錠し、住戸の玄関前に荷物を配達(置き配)するサービス。

「コーシャタワー佃」(東京都中央区/425戸)、「トミンタワー東雲」(東京都江東区/336戸)、「カーメスト大蔵の杜」(東京都世田谷区/381戸)、「コーシャハイム中村北」(東京都練馬区/89戸)、「コーシャハイム北千住」(東京都足立区/189戸)、「コーシャタワー小松川」(東京都江戸川区/224戸)の6つのJKK住宅において、6月以降順次試験的に導入を実施。その後アンケートなどを実施し、効果検証を行い、対象住宅の拡大を検討するとしている。

インターネットの利便性向上により、インターネット通販等のEC(電子商取引)の利用が拡大する中、ライフスタイルの多様化により、置き配等荷物の非対面受取ニーズが高まっている。

一方で、オートロックエントランスのあるJKK住宅では、セキュリティ確保の問題からこれまで置き配の利用が困難だった。宅配ボックスが設置されている住宅においても、数に限りがあることから、満杯時には使用できず再配達になるといった課題あった。こうした課題を解決するため、今回の「スマート置き配」の導入に至ったとしている。

置き配への対応を実現し、居住者の利便性向上とともに、再配達削減によるCO2排出量削減といった社会課題の解決への貢献を目指す。