GitHubはこのほど、「Top 12 Git commands every developer must know - The GitHub Blog」において、GitHubビギナー向けにGitを使いこなすために必要なコマンドを紹介した。日常的に使用する上位12のGitコマンドが解説されている。

  • Top 12 Git commands every developer must know - The GitHub Blog

    Top 12 Git commands every developer must know - The GitHub Blog

GitHubが教える知っておくべきGitコマンド

解説されているGitコマンドは次のとおり。

  1. git config - Gitをインストールした後に設定を行うためのコマンド。ユーザー名やメールアドレスなどを設定する
  2. git init - 新しいGitリポジトリを初期化するコマンド。実行することで対象のフォルダーがGitリポジトリとして認識され、変更を追跡できるようになる
  3. git status - リポジトリの現在の状態を確認するコマンド。このコマンドで追加、削除、または変更されたファイルを確認できる
  4. git add - ファイルをステージング領域に追加するにはgit addを使う。全ファイルを追加するには引数に"."を、特定のファイルを追加するにはファイル名を指定して実行する
  5. git commit - git commitを実行することでステージング領域の変更を保存できる
  6. git clone - リモートリポジトリをローカルにコピーするにはgit cloneを使用する。このコマンドの引数にリモートリポジトリのURLを指定する。これでリモートリポジトリの内容がローカルに複製される
  7. git checkout - 複製したリポジトリに新しいブランチを作成するには、git checkoutを使用する。引数に"-b ブランチ名"とつけると、新たなブランチが作成される
  8. git branch - git branchで現在のブランチ一覧を表示することができる
  9. git switch - 別のブランチに切り替えるにはgit switchを使用する
  10. git push - ローカルの変更をリモートリポジトリに反映するためのコマンド。実行するとローカルリポジトリで行われたコミットでリモートリポジトリが更新される
  11. git pull - リモートリポジトリの最新の変更をローカルに取り込むにはgit pullを使用する。リモートとローカルの内容が同期される
  12. git show - コミットの詳細を確認するコマンド。コミットIDやコミットメッセージおよび作成者、時間、日付などが確認できる

GitHubは、これらのコマンドを使いこなすことで効率的なGitの操作が可能になると説明している。GitHubフローを理解し、実際のプロジェクトで練習を重ねることでGitスキルをさらに磨くことが推奨されており、開発者としての生産性を大幅に向上させることが期待されている。