クニエは6月17日、「データマネタイゼーション・アイデア抽出サービス」を提供開始すると発表した。同サービスは、企業の保有データから新規ビジネスの可能性を抽出・一覧化し、事業化の可能性評価、有望アイデアの選定を支援するコンサルティングサービス。

サービスの概要

新サービスは、保有するデータおよびその価値を整理し、提供可能性のあるターゲット顧客を独自のフレームワークに基づいて洗い出し、アイデアの抽出、評価・選定を行う。

具体的には、3つの段階に分けて推進する。1つ目の段階「データアセットの整理」では、保有データを洗い出し、データが持つ価値を定義する。

2つ目の段階「網羅的なアイデアの抽出」では、データを生み出している既存事業のステークホルダーや、顧客のジャーニー等の観点からターゲットとなる顧客を網羅的に洗い出し、主要業務やKSF(Key Success Factor:重要成功要因)を整理する。

これらをデータが持つ価値と掛け合わせることで、データマネタイゼーションのアイデアを抽出する。

3つ目の段階「評価・選定」では、マネタイズの可能性、実現性の評価を行い、以降のフェーズで事業化の検討に進む有望アイデアを選定し、概略の企画書を作成する。

  • 「データマネタイゼーション・アイデア抽出サービス」の流れ

同サービスは、「IoTの製造企業、IoTが搭載される製品を製造する企業」「医療・ヘルスケア、販売情報、位置情報などのマーケティングに活用できるデータを持つ企業」「複数の事業を保有するコングロマリット系の企業」にとって、特に有益になると想定されている。