Microsoftは6月13日(米国時間)、「Easily deploy and manage hundreds of Teams Rooms on Windows with Autopilot and Autologin - Microsoft Community Hub」において、Windows版Teams Roomsにおいて重要な新機能を発表した。大規模なTeams Roomsの展開を容易にする、AutopilotおよびAutologinの一般提供が開始された。

  • Easily deploy and manage hundreds of Teams Rooms on Windows with Autopilot and Autologin - Microsoft Community Hub

    Easily deploy and manage hundreds of Teams Rooms on Windows with Autopilot and Autologin - Microsoft Community Hub

AutopilotとAutologinでTeams Roomsを効率化

AutopilotおよびAutologiはWindowsに数十台のTeamsルームを展開する場合や、既存のルームを再展開する場合において有用とされている。

AutopilotおよびAutologinの利点として、以下が挙げられている。

事前登録が可能

デバイスを事前にテナントに登録することで、電源を入れる前から管理が可能となる。デバイスのグループ化やAutopilotプロファイルの割り当て、デバイス管理ポリシーの割り当て、デバイスを自動ログインのリソースアカウントに関連付けすることができる

現場での迅速かつタッチレスなプロビジョニング

デバイス設置者は現場に到着しデバイスの設置準備が整ったら、箱を開けてネットワークを接続して電源を入れるだけでよい。デバイスは自動的にWindowsをプロビジョニングし、Microsoft Entra IDに参加し、エンドポイント管理に登録し、WindowsとTeams Roomsアプリケーションの更新を行い、最後にリソースアカウントに自動ログインする

リモート再展開および回復

IntuneとTeams Rooms Pro管理ポータルを活用することで、管理者は数回のクリックだけでTeams Roomsを再展開または回復できる。Teams Rooms Pro管理ポータルでAutopilotデバイスに資格情報を割り当てることでデバイスの回復が行え、Intuneで「ワイプ(Wipe)」アクションを実行してデバイスをリセットできる