「メルカート」、サービスをリニューアル 運営自動化や高度技術のシンプル活用を実現

エートゥジェイは6月5日、クラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」において、サービスのリニューアルを実施した。EC運営の自動化や、高度な技術のシンプルな活用を実現し、EC事業者のさらなる成長を支援できるプラットフォームを目指す。

エートゥジェイの提供する「メルカート」は、ECサイト構築実績国内No.1の「ecbeing」から生まれた販促・CRM機能一体型のクラウドECサイト構築プラットフォーム。多彩な機能性や、操作性に優れたUIを備える。パッケージ版である「ecbeing」への移行もしやすく、EC事業規模に応じた柔軟な対応も可能となっている。

このほど、EC運営の自動化や、高度な技術のシンプルな活用を実現し、EC事業者のさらなる成長を支援できるプラットフォームを目指し、サービスのリニューアルを実施。ブランドカラーを刷新し、APIの提供を開始した。

ブランドカラーは、手軽さや親しみやすさのあった淡いピンクから、濃いピンクへと刷新した。「メルカート」は、親しみやすいブランドカラーのもと、手厚いサポートメニューを取り揃え、ECサイトを初めて立ち上げる人も安心して利用できるサービスを目指してきた結果、高い評価を得てきた。

一方で、昨今の市場の変化に伴い、より深くEC事業の課題解決を求められることが増えてきたとし、マーケティングの高度化、運用負荷の増大、それらに起因する成長の鈍化といった課題を解決できるサービスを目指し、今までのブランドを成長させ 「自動化・シンプルかつ高度・信頼」というキーワードをもとにブランドカラーの刷新に至ったとしている。

「作業は最小に、売上は最大に」というコンセプトのもと、EC運営の効率化を目指し、APIの提供も開始した。提供を開始するAPIは、「商品参照API」「在庫参照、登録、更新API」「注文参照、登録、更新API」「会員参照、登録、更新API」「会員ポイント参照、登録、更新API」。

APIを活用することにより「メルカート」を利用する事業者は、EC運営に関わるさまざまなプラットフォームとシームレスな連携が可能となり、出荷業務の自動化、在庫自動同期、マーケティング施策の高速化などにより業務を効率化することで、、EC戦略・施策へのリソースの集中が可能となる。

今後は、定型業務の自動化をはじめ、コーディングすることなくページやメルマガを作成できるノーコードCMS、あらゆる消費者行動にいち早く気づくことができるイベント通知などの機能開発を予定しており、EC運営の自動化を実現するために進化し続けるとしている。

コロナ禍を経てECでの消費行動が定着し、2022年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、22.7兆円(前年20.7兆円、前々年19.3兆円、前年比9.91%増)に到達するなど、ECの立ち上げが加速。EC市場は今も成長を続けている。一方で、ECの実務は、顧客のニーズの細分化によるECカート関連機能の増加や、マーケティング施策の高度化が進んだことで、負荷の高いものが増え、深刻なデジタル人材不足に陥っている。

こうした背景のもとエートゥジェイは、事業者側のEC・デジタル人材調達難易度が高まる市場環境の中で、EC運営の自動化だけでなく、高度なマーケティング施策を簡単に実現できることがECプラットフォームにおいて重要な役目であるとしている。

「メルカート」は、2022年3月に「つながる」プロジェクトを発足。ヒト・モノ・コトすべてと繋がることをビジョンに掲げ、事業者、さらにはその先の消費者と繋がり続けられるサービスを目指してきた。そのプロジェクトの一環として、2023年7月にはユーザーニーズに基づく機能進化のスピードの向上を図り、ユーザーのビジネス成長へ貢献できるプラットフォームを目指し、モダンなアーキテクチャへ全面刷新した。

今後メルカートは「作業は最小に、売上は最大に」をコンセプトに掲げ、刷新されたプラットフォームの価値を最大化させながら、より多くのEC事業者の成長を支え続けられるサービスへ飛躍できるよう、今回のサービスリニューアルに至ったとしている。