Microsoftは6月4日(米国時間)、「Opening the Beta Channel for Windows Insiders on Windows 10|Windows Insider Blog」において、Windows InsiderプログラムにWindows 10用のBetaチャネルを開設したことを伝えた。ベータチャネルの開設により、Windows 10 バージョン22H2の新機能を公式リリースする前にInsiderの参加者が試用できるようになる。新ビルドは今後数週間以内にリリース予定であることが発表されている。
Windows 10の新機能を試せるBetaチャネル、参加手順と注意点
Microsoftは、Windows 10のInsiderプログラムに参加し新機能を試してみたいユーザーに対し、Betaチャネルへの参加を勧めている。参加方法は設定アプリケーションから「更新とセキュリティ」→「Windows Insiderプログラム」に進み現在のInsiderチャネルの選択をクリックして展開し、Insiderチャネルのリストから「Beta Channel」を選択するだけと説明されている。
Betaチャネルに参加しており、かつ、Windows 11の最小システム要件を満たしているWindows 10 PCを使用していたとしても、自動的にWindows 11にアップグレードされることはないという。Windows 11へのアップグレードはオプションとして提供され、希望する場合にのみ選択可能とされている。
CanaryチャネルやDevチャネルに切り替えることは可能だが、切り替えた場合は最新のWindows 11ビルドにアップグレードされてしまう。Windows 10にロールバックするための短い期間が設けられており、この期間が終了するとBetaチャネルやWindows 10に戻るにはWindowsをクリーンインストールする必要があると注意が促されている。なお、Windows 11の最小システム要件を満たしていないWindows 10 PCを使用している場合は、CanaryチャネルやDevチャネルに切り替えるオプションは表示されない。
新機能をいち早く試したい場合、設定から最新の更新プログラムを取得するトグルをオンにする必要がある。ただし、取得した新機能やエクスペリエンスが最終的に公式になるかは未定とされ、フィードバックに基づき変更または削除される可能性があるとされている。またWindows 10のサポート終了日は2025年10月14日であり、ベータチャネルに参加しても変わることはないと説明されている。