先日開催された米Nutanixの年次イベント「.NEXT 2024」。本稿では日本のメディア向けに行われた同社 プレジデント兼CEOのRajiv Ramaswami(ラジブ・ラマスワミ)氏のグループインタビューを紹介し、今後の同社における道筋について聞いてみた。
日本の懸念の大きさに驚いた
--VMwareがBroadcomに買収され、そのポリシーや文化が大きく変わったことから、日本では多くの顧客やパートナーが不安や怒りを感じています。この状況は、Nutanixが移行によりユーザー数を増やす機会だと思います。どのように受け止めていますか?
ラマスワミ氏(以下、敬称略):日本のお客さまが声を大にして懸念を表明していることに驚きました。日本を含む世界中の多くの顧客と協力しており、当社はこれに対応するためのプログラムを設置しています。
まず第一に、当社の文化原則は2つあります。1つはお客さまが成功することにフォーカスしています。そして、もう1つは長期的に物事を考えるということです。短期的な取引関係ではなく、私たちはお客さまとのジャーニー(旅路)を築きたいと考えています。