faststep、今期売上100億円へ 海外、モール強化で拡大図る

ドレスや下着をEC展開するfaststepは、2025年2月期の売上高を100億円(前年比約43%増)に拡大する計画を明らかにした。

 

主要な商品カテゴリーでそれぞれの施策を投じ、海外展開やECモールの販促強化などで売り上げ拡大を図る。

 

ドレスの商品写真にはこれまで著名人やモデルを起用してきたが、現場で実際に働く人に切り替えた。商品をより身近に感じてもらいダイレクトな訴求を狙う。

 

下着は新しいブランド展開や取り扱いカテゴリーを増やしつつ、発信力のあるユーチューバーらとの商品開発にも取り組む。

 

海外展開は韓国から開始する。韓国では当初、直営展開を計画していたが、韓国の現地企業と連携する形に変更する。「韓国でうまくいけばブランド価値の向上だけでなく、当社の影響力という点で大きな価値となる」(有友社長)と意気込む。

 

自社ECが強い同社にとって、ECモールでの販促強化は今後の成長を左右するとみられる。これまで、モールにおいて月商数億円の売り上げを確保していた時期もあったが、近年は月商数千万円程度に減少しているという。

 

今期に計画する売上高100億円は前期実績よりも30億円の増加となる。「多くの施策を今年は投じる。100億円は達成しないといけない」(同)としている。