メールにチャット、動画音声メッセージなどカスタマーコミュニケーションツールが増え便利になった反面、担当者の新たな負担も増加している。ネオジャパンは、これらの負担をAIの活用と効率的な共有・作業分担によって軽減する新サービス「NEOPORT(ネオポート)」を同社が本社を構える横浜開港記念日に合わせた6月2日にリリースした。

人の力を「人間にしかできない丁寧な対応」に集約させるコンセプト

「NEOPORT」(公式Webサイト)

「NEOPORT」は、顧客やパートナーからの問い合わせ、バックオフィスのユーザー部署からの問合せなどコミュニケーションチャンネルを集約し、効率的に共有・作業分担を行うことで迅速なコミュニケーションをサポートするクラウド型コミュニケーションツール。AIアシスタントをヒューマンエラーの防止、対応クオリティの向上などの業務に活用することで人の力を「人間にしかできない丁寧な対応」に集約させるというコンセプトを持つ。

メールや社内チャットに担当者の自動アサインなどを行う「共有Inbox」やコンタクト情報や会社情報や過去の履歴を確認できる「コンタクト」、Inbox分析及び問い合わせパフォーマンスを可視化する「レポート」など顧客対応を円滑にチームで対応できる機能を搭載を備えており、共同作業に効率化に寄与する。AIは、現時点では問合せ内容を利用者がわかりやすいように要約する機能のみを提供するが、今後、履歴データをもとにした担当者の自動割り当てや回答の自動生成、定型的な問合せに対する自動回答などの新機能を追加する。同社のグループウェアdesknet's NEOをはじめ、Google、Microsoft、Zoomのカレンダーと連携する機能を提供、サービスを利用し顧客との打ち合わせの調整を行えるほか同社のノーコードツール「AppSuite」と連携した自動化機能の増強なども予定している。

同社は横浜に拠点をおいており、1859年の開港以来、日本の海外との経済・文化交流の中心地として時代を築いてきた横浜港に因んで企業と人々をつなぐ"新たな港"として「NEOPORT」と命名。リリース日も横浜開港記念日に合わせて6月2日となっている。