電通総研セキュアソリューションとCloudbaseは5月31日、Cloud Native Application Protection Platforms(CNAPP)製品であるクラウドセキュリティプラットフォーム「Cloudbase」に関するパートナーシップ契約を締結したことを発表した。電通総研セキュアソリューションは6月1日より、「Cloudbase」およびSecurity Operation Center(SOC)サービスである「Cloudbase SOC」の提供を開始する。

  • 電通総研セキュアソリューション×Cloudbase、「Cloudbase」に関するパートナーシップ契約を締結

    電通総研セキュアソリューション×Cloudbase、「Cloudbase」に関するパートナーシップ契約を締結

Cloudbaseの概要

企業の安全なクラウド運用を実現するセキュリティプラットフォーム「Cloudbase」は、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloudなどのパブリッククラウドを利用する際に発生するヒューマンエラーや、サーバーやコンテナの脆弱性といったさまざまなクラウド上のリスクを統合的に可視化し、対策項目の優先順位付けと実施・管理までを一貫して行うセキュリティプラットフォーム。

各企業の既存環境に影響を与えることなく全社のクラウドリスクを可視化。専用ソフトウェアを必要とせず、エージェントレスのスキャン技術により、既存環境に影響を与えることなくスキャンを実施可能。これにより、インストールの手間やサービス負荷を気にせずAWS・Microsoft Azure・Google Cloud・Oracle Cloudを一元的に監視することが可能となる。

Cloudbaseの特徴

クラウド上の構成ミス(ポート開放、パブリック公開など)や脆弱性(Log4Shellに代表されるCVEで管理されるもの)を統合的に検出でき、検知される膨大なリスクからクラウドの構成情報や設定ミスの組み合わせを独自に評価することで、緊急度の高いリスクを優先的にアラート表示し、それぞれのリスクへの対処方法を記した直し方ドキュメントを「Cloudbase」上で提供する。

日本語による操作性も含め運用負荷軽減に焦点を置いて開発されており、人材不足に直面している日本企業において、必ずしも専門的なセキュリティ人材を必要とせずに導入と運用が可能。また、日本のユーザー企業の要望に応じて継続的に改修されるという大きなメリットもある。

電通総研セキュアソリューションは、「Cloudbase」とそのSOCサービス「Cloudbase SOC」を提供し、クラウド基盤をよりセキュアに保つために熟練のクラウドエンジニアがアラートの解決を支援するとしている。