NTTデータグループは5月30日、オープンソースソフトウェア(OSS)のミッションクリティカル領域への適用拡大を目的として、SRA OSSと資本業務提携に合意した。

提携の背景

NTTデータグループはメインフレーム提供事業者ならびにその技術者の減少、半導体不足等によるハードウェア価格の高騰などを受けて、ミッションクリティカルシステムのオープン化に積極的に取り組んでいる。

一方、SRA OSSは高度なOSSエンジニアを多数抱えており、国内において複数の顧客企業に対しOSSのコンサルティング、テクニカルサポートを展開している。

NTTデータグループとSRA OSSはこれまでOSSのテクニカルサポートで連携してきたが、今回の資本業務提携により両社の連携をさらに強化し、顧客企業のミッションクリティカル領域におけるシステムのオープン化を安心・安全に支援する。

提携内容

今回の資本業務提携は、OSS分野でのテクニカルサポート、コンサルティング、技術支援などを目的としている。具体的には、OSS関連事業分野におけるミッションクリティカルな高度なOSSサポートサービスの展開をはじめ、OSSに関する高い技術力を持った人材の確保と体制構築、相互の人材交流を通じた人材育成などが対象となる。

加えて、NTTデータグループは取り組み促進を目的とした、SRA OSSへの取締役の派遣や両社での会議体実施などに合意しているという。