Microsoftは5月28日(現地時間)、Windows Experience Blog「Weather from Microsoft Start: AI-powered precision in forecasting」において、Microsoft Start Weatherが2年連続でForecastWatchが認定する「世界で最も正確な天気予報プロバイダー(overall most accurate weather forecast provider globally)」に選出されたことをアナウンスした。ForecastWatchによるこの調査では、2023年通年を対象として、22の気象サービスに対して13の異なる指標による評価が行われ、Microsoft Start Weatherが最も高い評価を得たという。
AIによる高精度な天気予報を実現
Microsoft Start Weatherの最大の特徴は、AI技術を統合することで高精度な天気予報を実現している点。Microsoftによれば、膨大な気象データセットや大規模な計算モデル、地図と地形データ、ユーザーからのリアルタイムレポートなどを統合し、AIを使用して天候の予測データを作成しているという。このAI主導のアプローチによって、雨や雪の即時予報や、近い未来の雲量の予報、そして30日後まで長期予報など、さまざまな天気予報を高い精度で包括的にユーザーに提供できるようになったとMicrosoftは説明している。
ForecastWatchの調査では、13の指標のうち7つにおいて、Microsoft Start Weatherが最も高いスコアを獲得している。これには最高気温や最低気温、雲量などの予報が含まれる。総合獲得ポイントは50,624点となっており、これは2位となったThe Weather Channelの39,145点を大きく引き離している。
ForecastWatchによるレポートは次のPDFファイルで公開されている。
Microsoft Start Weatherは、NOAA(アメリカ海洋大気庁)のWeather Ready Nationや、国連のEarly Warnings for Allといった取り組みの一貫として提供されているものであり、気象に対する備えを世界的に強化することを目的としている。Microsoftは、Microsoft Start Weatherの正確な予報を通じて、人々が自分自身や大切な人の安全を守るために十分な情報に基づいた決定を下せるように支援していくという。