丸紅情報システムズ(MSYS)は5月28日、NECソリューションイノベータ、クリネットとともに、日本歯科大学において、顔認証用いた出欠席管理システムの実証実験を2023年3月7日から開始したことを発表した。

実証実験の概要

日本歯科大学は、「公平性のある確実な出席管理を行う」という目標を掲げており、その実現を目指して、MSYSと連携して同実証を開始する運びとなった。

同実証では、出入構・出欠席管理の自動化による教職員の稼働負担軽減率の検証や、新型コロナウイルス感染症収束後も求められる「新たな生活様式」への対応について、どのような利点・欠点があるのかを見極め、今後の利便性向上につなげることを目的としている。

実証の各社役割

なお、同実証への参加企業および各社役割としては、日本歯科大学が「トライアルフィールドの提供」「利活用検討」、丸紅情報システムズが「グラウンドデザイン」「実証参加企業取りまとめ」、NECソリューションイノベータが「顔認証(PKG Bio-IDiom KAOATO)提供」、クリネットが「出席確認用途におけるIPカメラ技術」「機器提供」「導入SI支援」を担当する。

MSYSは、今回の実証実験の結果を踏まえて各社と連携し、主に文教分野の出欠席管理に特化した認証ソフトウェアへの改修を進める考え。また2024年度中には商材化、医療系大学へ展開することで、顔認証出欠管理システムの早期事業化を目指す。