シスコシステムズは4月18日、分散状況や接続方法に関係なくすべてのアプリケーションとデバイスのセキュリティを確保する、AIを前提に設計・構築されたセキュリティ・アーキテクチャ「Cisco Hypershield」を発表した。
「Cisco Hypershield」の概要
「Cisco Hypershield」には、データセンターにおけるすべてのアプリケーションサービス、パブリッククラウドにおけるすべての Kubernetes クラスタ、すべてのコンテナと仮想マシン(VM)が含まれる。
「Cisco Hypershield」はアプリケーションの悪用を数分でブロックし、ラテラルムーブメントをその場で阻止するという。
「Cisco Hypershield」の3つの柱
同社は、「Cisco Hypershield」の重要な柱として、「AIネイティブ」「クラウドネイティブ」「高度分散型」を挙げている。
「Cisco Hypershield」は、「分散型の悪用保護」「自立的なセグメンテーション」「アップグレード適格性の自動評価」というセキュリティ上の課題を解決するという。
「Cisco Hypershield はAIを活用した統合型クロスドメイン セキュリティ プラットフォーム「Security Cloud 」に組み込まれ、2024年8月に一般提供の開始が予定されている。
同社はSplunkを買収したことで、デジタルフットプリント全体に対するこれまでにない可視性と洞察を獲得し、かつてないレベルのセキュリティ保護を実現できるようになるとコメントしている。