GIS/航空測量などの空間情報の総合企業パスコは4月15日、ASEAN周辺地域への出店計画に使えるエリアマーケティングツール「N-Deals」の提供開始を発表した。インドネシアに本社を置く同社グループ企業PT. Nusantara Secom InfoTech(NSI)が開発したクラウド型エリアマーケティングツールは、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、シンガポール、ベトナム、カンボジア、ラオスのASEAN主要国と台湾の商圏分析や出店管理機能などを備える。商圏内の性別、年代別や競合店や集客施設など各国同一基準で整備した定量的なデータをGoogle Mapsを活用した地図とともに一目で把握できる。1契約(初期費用1000米ドル/年間12000米ドル、100名利用可能)で9つの国と地域すべての分析が可能で英語/日本語両方でのメールサポートも提供する。
定期的に更新される統計情報の入手が難しく、出店への客観的な情報収集に時間がかかるが、各国/エリア同一基準でデータが整備されており、定期的な更新・提供が行われるなどの利点があることをサービス提供の背景に挙げている。