ビッグローブは4月9日、インターネットで全国の20代から60代の男女1,000人を対象に行った「インターネット利用に関する意識調査」の第三弾としてWebサイトの表示速度に関する結果発表を行った。

Webサイトの表示が遅い場合、10秒待てない人が全体の4割、約25%が3秒以内に表示されないとストレスを感じる

「インターネット利用に関する意識調査」は、2024年2月2日から5日までの期間、全国の20代から60代の男女1,000人を対象にインターネットアンケート形式で実施されたもので、今回「Webサイトの表示速度」に関する調査結果が発表された。

  • Webサイトの表示が遅く、ストレスを感じる時間(同社資料より)

「Webサイトの表示が遅く、ストレスを感じる時間」の問いに対して1秒未満が5.4%、1秒から3秒未満が19.0%と約25%が3秒以内に表示されないとストレスを感じている。年齢別では、3秒以内でストレスを感じる層が30代未満で約25%と高めなのに対して、40代で16.5%、50代で15.5%、60代以上で10.5%と年齢が若いほどストレスを多く感じている傾向が見える。

  • 「Webサイトの表示が遅く、ストレスを感じる時間」「Webサイトが表示されなかった場合に、(ブラウザバックなどで諦めるまでの)我慢する時間」(同社資料より)

「Webサイトが表示されなかった場合に、(ブラウザバックなどで諦めるまでの)我慢する時間」では1秒未満が4%、1秒から3秒未満が7.2%と全体で11.2%が即断し、19.8%が5秒以内に閲覧をやめる判断をしている。その一方で10秒以上待つ層も62.9%いるが、全体として約4割が10秒で閲覧をあきらめる。

  • 「YouTubeで30分以上の新しい動画を見続けるかどうかを判断するまでの時間」(同社資料より)

「YouTubeで30分以上の新しい動画を見続けるかどうかを判断 するまでの時間」に関しては、開始後10秒以内が23.9%、開始後11秒から20秒が19.7%、21秒から30秒で17.4%と約60%が30秒以内に視聴継続判断を下している。

若年層の判断の速さを考慮すると、Webサイト閲覧における軽快さや動画閲覧におけるファーストインプレッションの重要性が、今後さらに増すことになる。「インターネット利用に関する意識調査」の過去の調査結果については、既に第1回「新たなインターネット回線の契約」、第2回「インターネット回線利用時のトラブル」が発表されている。