400Fは4月9日、初任給や2024年4月以降の給料の賃上げの実態を探るため、全国の「オカネコ」ユーザーの男女1,155人を対象に実施した「オカネコ 初任給と給料に関する調査」の結果を公表した。
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初任給額
なお、このレポートは3月20日～3月25日、400Fが全国の「オカネコ」ユーザー1,155人を対象に実施したWebアンケート調査の結果に基づく。
各世代の初任給を聞くと、20代は「20万円以上25万円未満」が最多で33.3%、30代は「15万円以上20万円未満」が最多で39.2%、40代は「15万円以上20万円未満」が最多で39.3%、50代は「15万円未満」が最多で38.0%、60代以降は「15万円未満」が最多で54.9%。Z世代も多い20代が一番初任給が高く、貨幣価値の差があり一概に比較できないものの、直近では徐々に初任給が上がっていることがわかった。
次に初任給の使途（生活費以外）を尋ねると、「貯金」48.5%、「親・家族へのプレゼント／食事」41.4%、「趣味（美容・本・洋服・ゲームなど）」23.0%となった。具体的な使い道や思い出について尋ねると、「生活費に使った」「NISAや株式などの資産運用に使った」などの声もあがった。
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初任給の使途（生活費以外）
「新社会人にアドバイスするなら、初任給を何のために使うべきだと思いますか？」という質問に対し、1位は「親・家族へのプレゼント／食事」（36.1%）、2位は「貯金」（20.2%）、3位「投資・資産運用」（18.9%）であった。その理由を聞くと「家族へご馳走したという行為が自信に繋がった」「貯金をしなかったから今後悔している」「投資を早く始めるほど知識が身に付き有利」といったコメントがあった。
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新社会人にアドバイスするなら、初任給を何のために使うべきだと思うか
来年度（2024年4月以降）の給料の賃上げ（全社的なベースアップ）予定について質問すると、「ある」29.3%、「ない」32.5%、「分からない」38.2%となり、「ある」と回答した人にどれくらい昇給するか聞いたところ「まだ分からない」21.9%が一番多く、把握している方で最も多いのが「3%以上5%未満」20.3%と、2024年春闘の加重平均賃上げ率5.25％にはおよばなかったものの、高水準な結果となった。
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どれくらい昇給するか？
また、現在の年収について「満足している」人は40.9%、「満足していない」人は59.1%であった。「満足していない」と回答した人に対し、収入を上げるための取り組みとして現在行っているものを聞くと、「資産運用」が47.0%で最多、次いで「副業／複業」31.3%、「転職」23.1%、「スキルアップ（資格の取得や英会話など）」22.1%、「取り組みたいが何をしたらいいのかわからない」21.1%となった。
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現在の年収に「満足していない」人が行っている、収入を上げるための取り組み
なお、オカネコが2023年12月に発表した「オカネコ お金に関する調査 2023」では、「昨年（2022年）と今年（2023年）を比較し、収入が増えた」と回答した人にその理由を聞いたところ、「昇進、昇給（基本給、賞与）」と答えた方が最も多く69.8％、次いで「投資」18.9％、「転職」17.0％、「副業」7.5%という結果になっており、収入を増やすことができた人は、転職や副業よりもまずは投資を選択している方が多いということがわかっているという。
