NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は3月27日、法人向けに5G(第5世代移動通信システム)の総合コンサルティングサービスとして「docomo business プライベート5G」の提供を4月22日から開始することを発表した。

サービスメニューとして提供する「5Gワイド」は、スライシングにも活用可能な無線ネットワークのパケット優先制御機能を用いて、混雑するエリアや時間帯においても通信の安定化と速度向上に貢献する。5Gエリアに限らずLTE(PREMIUM 4G)エリアを含む範囲で利用可能。

docomo business プライベート5Gの特長

同サービスは、5Gをはじめとしたモバイルネットワークを顧客の要望に合わせて、エリア調査から設計・構築・導入支援まで総合的にサポートするコンサルティングサービス。「エリア構築」「キャリー5G」「ローカル5G」「5Gワイド」などのメニューを展開し、用途や環境をヒアリングしながら適切な通信環境の提案と構築を支援するという。

また、「docomo MEC(Multi-access Edge Computing)」や「アクセスプレミアム」などの閉域接続メニューも提供し、モバイルネットワークと組み合わせることでセキュアかつ柔軟な通信環境を実現する。例として、「docomo MEC」と「5Gワイド」を組み合わせることで、ライブ映像伝送や遠隔制御、危険感知といったリアルタイムかつ安定した通信が求められる要件にも対応可能とのことだ。

  • docomo business プライベート5Gの特長

    docomo business プライベート5Gの特長

5Gワイド

5Gワイドは、一般ユーザーと比べて優先的にパケットを割り当てることで、混雑するエリアや時間帯においても安定した通信を維持し、通信速度の向上に貢献する。このメニューは全国の5GエリアだけではなくLTE(PREMIUM 4G)エリアでも利用可能で、NTTドコモが提供する5G契約のSIMに対応する5G / LTE端末であれば利用可能とのことだ。

  • 5Gワイド

    5Gワイド