日本生命、ニッセイ情報テクノロジー(NISSAY IT)、TIS、インテックの4社は3月26日、3月22日に4社間で資本業務提携契約を締結したことを発表した。

業務提携の内容

日本生命グループは、生命保険事業を中心に事業を展開し、先端ITの活用やDX(デジタルトランスフォーメーション)取り組みの強化を進めている。

またTISインテックグループは、金融をはじめ医療・製造・行政など幅広い業種を対象にシステム開発やサービス提供を展開しており、ITを駆使することで、「キャッシュレス」や「ヘルスケア」、「地域創生」など社会課題の解決にも注力している。

このような取り組みから、日本生命グループとTISインテックグループは、これまでもIT分野における人材交流やシステム開発などに取り組んでおり、今回、4社間における資本業務提携の締結によって、日本生命グループにおけるIT戦略やDXへの取り組みをさらに強化し、さまざまな市場環境の変化やお客様ニーズの多様化に対応していくことになったという。

業務提携の内容としては、保険および関係業務において、「IT人材の育成・確保」「生成AIの活用等、システム開発の高度化」「ビジネスや社会課題の解決に資する新たなサービスの創出」」「共同取組推進会議の設置」という取り組みを共同で推進する。

また、共同取り組みの実効性・継続性の向上を図るため、日本生命はTISの発行済株式について最大約110万株を株式市場において追加取得(追加取得後保有比率:最大約3%)し、日本生命とTISの資本関係を強化する構え。